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もの書きの視点で映画を見てみる

2009年12月28日 21:09

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、スカパー!とかも含めて年間300作以上、映画見るしとと話ました。

んで、僕が好きな作品の傾向や、思い入れのあるシーン、楽しみ方について「そういうのを映画を見てるって言うんですよ」と。「しかし見所がイカレてますね」と付け加えられましたが。

更に「映画が好きとか言ってる人って実はそうじゃないんです。話題作や評価の高い作品を見て、良かったとかっていうのは違うと思うんです」と。

「楽しみ方は色々あります。僕のような素人の楽しみ方、映画人の楽しみ方、ハンクさんみたいに斜め上の楽しみ方。でも、楽しんでることに変わりはないんです」。

僕ぁ、てっきり映画にゃ縁遠い感性だと思ってたんですが、こう知的な口調で説明されると「なるほどねぇ」と感じました。



 DVD黎明期は単に「デジタルだから劣化しないよん」みてーなオーサリングのもんばっかでしたが、Blu-rayの登場やらで、DVD化された作品が再発されると、副音声でスタッフの解説やインタビュー映像が特典として付くよーになりました。

以前の記事に書きましたが、DVD化された『スカーフェイス』にスタッフと主演のアル・パチーノのインタビューが収録されてて「ああ、そうだったんだ」と色々感心しました。

まあ、こーゆーので作品に偏見を持っちゃう可能性もあるんで全面的に支持できませんが。特に初見の作品ですね。小説の解説やあとがきと同じで本編前にそっちを先に見たくなる可能性だってありますから。



 近所のTSUTAYAが、現在、旧作三作以上で一作100円キャンペーンやってるんで物色してきました。

借りたのは、ガキの頃に見た作品ばっかですが。

『ゴッド・ファーザー』とか『未来世紀ブラジル』とかです。(イカレた組み合わせだ。)

んで、TVで飽きるほど見た『ロッキー』が特典付きの特別版としてリイシューされてまして、それと一緒に『ロッキー・ザ・ファイナル』も借りました。

『ロッキー』は二作目まではいいんですが、それ以降は他の映画と同じで劣化していく金太郎飴です。

ただ、『ロッキー・ザ・ファイナル』に関しては、金太郎飴じゃなく、妻を亡くし、息子とも別居して老いたロッキー・バルボアの生活と過去を振り返る内容っつーんで楽しみにして見ました。



 僕、文章に関しては技術的なもんはねーですが、脚本の書き方とかある程度知ってます。

なので、映像よりも脚本に意識が向くんですね。現場じゃ脚本家が書いたもんに美術さんとかが色々書き足すと思いますけど。

『ロッキー』は極貧でポルノ男優で生活してたシルベスター・スタローンが一念発起して書き上げた脚本で主役も演じまして、単純明快ながらハングリーさからくる脚本の良さがあって、いい映画だと思います。

んで、それが高じてスタローンの作品はガキの頃、色々見ましたが、『ロッキー』と『ランボー』以外は単純にツマらんと思いました。コメディもんとか酷いもんですよ。

こーゆーのが映画をすすんで見なくなった理由の一つじゃねーですかね。

『ロッキー・ザ・ファイナル』は脚本、スタローンの演技ともに素晴らしいです。中盤までは。

ネタバレになっちゃいますが、五十代でプロ・ボクサーのライセンスを獲得するためにコミッショナーと交渉(日本と違って年齢制限が無い。)するあたりから「もしや、またか」と思いましたが、やっぱりそーで、「最後は金太郎飴なのね」と。

いや、あと二十分時間が長けりゃよかったんですが、後半端折り過ぎですね。折角の中盤までが半分台無しです。観客にマイク・タイソンがいるのも作品とのリンクを狙ったんでしょーが蛇足みてーで。

なんでも、『ランボー』も最終作を制作中だとかで、何気に楽しみなんですがねぇ。



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