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帰ってまいりました

2009年04月29日 01:01

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、実家に行ってまいりました。

今回の使命の一つであるのが、脱水症状と極度の貧血を入院治療してきた親父どんを太らせることです。ダイエット開始以降は控えてますが、僕ぁハイ・カロリーで高脂質・高タンパクな料理を作るのが得意です。

で、我が家のしきたりの一つに「同じものを家族みんなで分け合って食べる」がございまして、ご多分に漏れず僕も同じもんを食ってきました。酒も大層飲みました。

現在は適度な肉体労働で筋肉がバンプアップしてるんで目立ちませんが、あと二日くれーするとブヨってくるはずです。

現に、退院の日は身長176cmで54kgだった親父どんは、見る見る太ってきましたから。

ただでさえ減量したボクサーみてーな状態かつ筋肉が殆どねー状態なんですから、フツーの倍は太ったかと。



 僕ぁ、帰省する前におふくろどんから、親父どんが大分肥えたってんで、退院すんのに迎えに行ったら『あしたのジョー』に出てくる力石みてーだったんですから、どんだけ衰弱してたんだっつー。

一応、まだ入院してなきゃならん状態とは思うんですが、ビョーインに搬送されたときは寝たきりだったのに、半月のリハビリで二足歩行ができるよーになったんで退院させてもらえたよーです。

人間の筋肉の大半は下半身にあるそーで、それが幼児程度まで退化したしとが自力で歩けるよーになるだけでもすげーことだそーです。

なので、ビョーインに医師会かなんかの視察が来ると、医師は自慢げに「この人は寝たきりだったのに歩けるまで回復した」とおエライさんに語っとったそーです。



 今回の帰省は色々事件がありました。ちょっとブルーです。

まず、ニャンコのマサさんです。

個体差はありますが、ロシアンブルーっちゅー種は猫っつーより犬みてーな性格です。

飼い主にべったりで、少しでも自分に嫌悪感を持ってるしとには絶対なつかないという。

どーも親父どんが二ヶ月ちょい不在にしていたおかげで、「俺が主の不在を守る」と猫なりに思ったよーでして、親父どんが使っていた布団や着ていた服に、発情期のよーにスプレー(小便)をするよーになったそーです。

んで、おふくろどんがそれを捨てようとしたり洗濯しよーとすると猛然と襲いかかるよーになったと。

僕ぁマサさんが仔猫の頃から知ってますが、神経質で臆病、めったなことじゃ鳴かないニャンコでした。んな、おふくろどんは大袈裟な、と。

ほいだらですね、親父どんが退院してきた晩から「ストーブのある居間で寝る」と言い出して、布団を移動させたらおふくろどんの腕を囓って血達磨にしちまいました。

その日、僕ぁ調子こいて酔いつぶれて寝たんで目撃しとりません。

ほいだらですね、翌日も親父どんの布団に手をかけたら獰猛になりやがりました。

僕ぁ起きてたんで、なだめようとマサさんの前に立ちはだかったらですね、これが腹立てて爪を立てるなんてもんじゃねんですよ。

鳴き声と唸り方がですね、飼い猫とは思えねーよーなもんなんです。

これ、昔目の当たりにしたことあります。捨て猫と勘違いして仔猫をお持ち帰りして飼おうと思ったら、実は近くに母猫がいて虎みてーにいきり立ったときと同じです。

命がけで何かを守ろうとしてるって感じです。

豹変したマサさんを威嚇するよーに間合いを取ってたらですね、ものすげー勢いで右脚に飛びかかってきました。

よく、「人間が本気で闘って勝てる動物は柴犬まで」とか聞きますが、その凄まじさたるや厚手のジーンズに一回飛びかかっただけで、八カ所くれーに爪が深々と刺さっとりました。

特にたまげたのは、まるで狙っていたかのよーに膝にある太めの血管に一番深く爪を食い込ませていたことです。すげー出血・内出血でしたから。ジーンズ越しに。

笑われるかもしらんですがね、あまりのスピードと的確な攻撃に僕ぁ転倒しましたから。

んで、咄嗟にキラー・ハンクになったら脱兎の如くマサさんは逃げてきました。



 翌朝マサさんはいつもの寡黙なニャンコに戻っとりましたが、罪悪感があるのか、おやつが欲しいわけでもねーのに「ごめんね」と言わんばかりに家族の周りをウロウロしとりました。

でも、「オメーが死ぬ気で来るなら俺もオメーを殺すぞ!」と殺気を放ったからか、帰省中、僕に対して余所余所しかったです。

とはいえ、僕が酔っぱらって寝てるときに、親父どんが呼ぶとマサさんが僕の頭に頭突きして起こしにきたりしてましたが。

なので、今回は、神経質になってる手前、マサさんの写真は少ねーです。



Soul Kitchen(仮)




 親父どんは日に日に肥えてきたんですが、下半身の筋肉が衰えてる手前、急激な増量に感覚がつかめねーのか、ソファーから立ち上がる際に足首をおもいっくそ捻りました。

僕ぁその瞬間を目撃したんですが、格闘技で言うアンクル・ホールドが極まった状態でしたね。ええ。コキコキじゃねーです。バキバキバキ!って香ばしい音がしましたから。

んで、翌日は季節外れの雪です。春に雪が降るこたぁよくあることなんですが、ここまで積もるのは久しぶりです。



Soul Kitchen(仮)


Soul Kitchen(仮)




 今回、対して体を動かさなかったんですが、改めて実感したのは、俗に「筋トレ」と呼ばれるもんじゃ絶対鍛えられねー筋肉が野良作業や大工仕事で鍛えられるってことでしょーか。

昔、プロレスの神様と崇められたカール・ゴッチっつーしとがいてですね、彼が推奨してたトレーニングっつーのはキツイわりに目に見えて筋肉が増量してくもんじゃねーです。

でも、見てくれを鍛えるトレーニングだけじゃ使われない筋肉が沢山あるんだと思うと、あーゆートレーニング法を考案したゴッチは、やっぱすげーんだなぁ、と。



 帰省するとガキの頃聴きまくってたCDをいくつかお持ち帰りするのも楽しみです。

今回はアルカトラスの1stアルバムを持ってきました。イングヴェイ・マルムスティーンの名を一躍有名にしたバンドで、彼が参加した唯一のスタジオ盤です。

イングヴェイって今じゃ笑いのネタにされたり、代名詞の速弾きもスピードだけなら現在のが上ですが、このアルカトラスの1stはストラトキャスターっつーギターの魅力を存分に詰め込んだ教科書的アルバムの一枚じゃねーかと思います。

もしかしたら曲によってはアリアあたりも使ってるかもしれねーですが、ソロorセルフ・バンド以降、カスタマイズしたストラトやエフェクター類に頼った音じゃなく、アンプの歪みを中心にした音で「ここまで弾けるか!?」っつーくれー正確無比なギター弾いてますから。惜しいなぁ、と思うのは、も少し録音とミックスダウンに金かかってたらなぁってとこでしょーか。

Too Young To Die Too Drunk To Live
って曲の、後々彼が十八番にするアルペジオとか昔練習したもんです。ソロ・パートも「こーゆーフレーズ弾くと素人耳に巧いと思わせられるよ」っつーのがてんこ盛りですし。所々しか左手がポジション移動できねーですが、練習すりゃまた弾けるようになりますかねぇ。



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