ＳＯＵＬ　ＫＩＴＣＨＥＮ : Archives [ 2011年11月 ]

　こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、最近の悩み。
っつーか、悩みのねー奴ぁ成長しねーと誰かが言っておりました。
いやね、本番まであと一日しかねーイベントで十曲くれー弾くうち三曲くれーしか弾けてないっつーのも悩みなんですが、まあ、それは持ち前の芸風とライブだから許される壊れた演奏でなんとかしよーと思ってます。
明日は絶対押さえなきゃいけねーとこを総ざらいする予定ですが。機材の調整も含め。

　最近の最大の悩みは、太れないことです。
僕、13kgのダイエットに成功したときでも顔だけは殆ど痩せなかったんですが、久し振りにあったギ装置Rと九月に飲んだとき「顔痩せた」と言われ気付きました。
ふむ、確かに頬がソリッドになってきとる、と。
そんときは「ああ、最近よく徹夜するし、それか」と思いました。
が、以前なら高カロリーな食生活してジョギングをさぼったりするとすぐ腹回りに肉が付き始めたのに、今は全然太らねーっつー。
最近なんか職場の女性陣（女はよく見てるな、と思う。）から「体が小さく見える」とか「鎖骨が...急に痩せましたよね」やら指摘されます。
おかしい。体型維持のため数年食ってなかったフライド・ポテトを頻繁に食ったり、「だから太るんだよ」っつーもんばっか食ってるのに。
も、もしかしてガンですか？
それとも甲状腺ホルモンが出過ぎているのか？（急激な体重の増減は甲状腺由来をまず疑う。）
ともあれ、イベント翌日に定期的に行っている採血しにビョーインへ行くんで、ちょっと高ぇですが甲状腺も調べてもらおーと思います。
あと、健康診断で引っかかった心臓の精密検査もありますしね。
ネタで「原因はセシウム137ですか？」と本社の健康管理室のしとに切りかえしてゲラゲラ笑っとりましたが、心臓は数年前からたまに不整脈っぺー症状があったんで、まあ、この機会に。

　ライブだなんだなんて、その気になりゃ色んな機会がありますし、今回プロの方々とスタジオ入りしたのは本格的に音楽活動に没頭できるきっかけだと思う反面、「これで最後かもなあ」と思っとりました。
テメーの健康だけじゃなく、世界的に歴史の教科書みてーな御時世ですから。
以前も書いたことがあるんですが、平々凡々な世の中には戻らねーと思ってます。少なくとも僕くれーの世代が生きてるうちは。
隣の芝は青く見えるじゃねーですが、「ここいいれば安泰」とか「こうすれば大丈夫」っつー選択肢が非常に狭くなってきとると思います。
ほんなら、「昔、俺はこうだった」と卑屈な自分語りをするより「人生、落とし穴の次に落とし穴」っつーシニカルな笑みを浮かべる人生のがええじゃないか、と。
んなわけで、ギターは達者じゃねーんで本番直前にベートーベンの『交響曲第九番』からいろいろ考証されとるパート（後半の不可解な転調をする箇所。）を採譜、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、コントラバスのストリングス・アレンジで打ち込んでミックスダウンした次第です。
「明日、死ぬとわかれば何をする？」じゃねーですが、曲間に「これが俺の、このパートに対する考え」をやってみたくなったわけです。
びた一文の得にもならねーですが、十四年のブランクがあってもこんくらいできるんだぜ？っつーのと、追い込まれるくらいなら自分から追い込んでやるよっつー。
何事も、そーやると意外と長持ちしますから。