ＳＯＵＬ　ＫＩＴＣＨＥＮ : Archives [ 2010年07月 ]

　こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、最初に話が来たとき「でも、お高いんでしょう？」（確かに一品ものなので、量産品の倍以上はすると思う。）と恐縮し、「粋なこと考えてくれますな」と思ってたら、怠け者の僕とは裏腹に、毎日「こんなん出ました！いや、できました！」とモデリング画像が送られてきて、最終的にデザインも決まり、昨夜は嬉しくて深酒しちまいました。
いやね、僕、大型液晶TVとかね、最新メディア機器とかね、お金とかね、そーゆーのは嬉しくねーんです。（実は、欲しくて誰かくれ、という下心丸見えだな。）
わざわざ貴重な時間を割いて、毎日「ここをこうしてみた」と製作してくれる手間暇かかってるものを贈られるのがとても嬉しい奴なのです。

　酔いつぶれて風呂にも入らず就寝しましたら、午前中に呼び出しの連絡が。

「いよぉ、ハンク、元気か？俺だ俺」

僕は一気に目が覚めました。

「どうだ、辛気くせぇオメエはどうせ女とデートなんてしばらくしてねーだろ？俺が今日、デートしてやるよ」

ギ装置Rからでした。

「あ、ハ、ハイ、勿論、装置さんなら喜んで！でも、飲み過ぎてですね．．．」

「馬鹿野郎！ジョギングしてシャワー浴びて酒抜いて段取りしろや」

「ヘ、ヘヘェ、わかりやした！ついでに酒と一緒に一発ヌイてから出かけます」

「くだらねえこと言ってんじゃねえよ！おい、ところで最近はなんか芸がねえのか？」

「あ！あります！マーロン・ブランド版のヴィト・コルレオーネやります！」

「おう、はやくしろぉよ！」

「（掠れた声で）オォ、マイケル、マイキー、マイキー．．．」

「つまんねんだよ！てか、誰でも出来るだろ、そんくれぇ！」

「あ、じゃあ、森本レオやります」

「昔からそればっかじゃねえか！いいから段取りしろぉよ！」

「じゃあ、由利徹を．．．」

プツッ．．．ツー、ツー．．．

嗚呼、今日はどんなことをやらされるか戦々恐々です。（実は俺が進んでアホなことしてるという説が濃厚だが。）