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極彩色エリア

2013年01月16日 19:04

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、今日は休みだったんで、個人的に「渋谷の極彩色エリア」と呼んどる一角に買い物しに行きました。
国内で初めてエスニック雑貨を多数揃えて手軽に買えるよーになった店と呼ばれる老舗の周りに同業他店がひしめき、オーディナリー・ピーポーじゃ穿けないベルボトム専門店もあるっつーっこって、極彩色なのです。
老舗は毎年の流行アイテムをいち早く入荷したり、エスノ・ファッション=十代が好む=長持ちしなくてもお手頃価格っつー方針らしく、繁盛しとるよーです。
で、リアル・タイムでヒッピー・ムーヴメントなんかを経験してきたと思われる店主一人で経営しとる、閉店予定やリニューアル予定で在庫処分しとる店もあります。

 服装には無頓着だった僕自身が信じられませんが、今じゃ無造作に陳列された商品の中から「これは滅多に見ない。品物もいい。もう手に入らないかも知れない」っつーもんをソッコーで見つけ出すよーになっちまいました。
んで、いまどき珍しいメンズのサイケなジーンズをめっけまして、半額ならばと買いました。
僕ぁ、店主に聞きます。
「最近じゃメンズでこの手のは仕入れできないでしょう?」
「ないですねえ。仕入先でも、もう作ってない。本当はディスカウントしたくない。でも、サイズも着こなしも限られるから仕方ないです」
なるほど、昨年イベントを打った際、ハコのオーナーから「相変わらずウッドストック帰りやねえ。どこで買ってくんの?」と言われてた僕みてーに、テメーの好みのアイテムを混ぜて売ってもブームが下火な今じゃ商売にならんわけですね。勉強になります。
試着してからの身のこなしやらで「こいつ、マニヤだ」と思ったのか、「これ、昔は一万円でも売れました」っつーイカしたパンツを出してきてくれました。お値段は当時の三分の一。ウェストもジャスト・フィット。
確かに後進国で作られたもんにしてはブルジョワジーなしっかりしたもんです。
こりで下手なもん出されたらサイレント・クレーム発動でしたが、マニヤの気持ちはマニヤにしかわからんっつーことで。今日はカミさんにプレゼントすんのにターコイズのペンダント・トップも他店で買っちゃったんで躊躇しとると、キャンセル可能な売約してくれました。

 しかし、主義・思想は別として1960年代後半から1970年代中期あたりまではコンテンツが面白い。
リバイバル・ブームが去って久しいですが、どんどん不自由になってく精神的なもんの中に自由が存在してたよーに思えるとこですね。
昔かぶれしとるつもりはねーですが、もし、僕がまんぞうしひとか、こうのうそくで急死したりしなかったら、逃げ場のねー世の中になりつつある昨今、心だけは自由でありてーもんです。
でもですよ、現実を見て見ねーふりは簡単ですが、現実を見据えて「ええじゃないか」状態になるのを我慢するのは難しいもんです。



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