ＳＯＵＬ　ＫＩＴＣＨＥＮ

　こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、色々とやられましたわ。この前の露店のお手伝い。
結局、呼ばれたのは初日のみ。勿論、給料もその日のみ。理由は「予想を遙かに下回る売り上げだったから」。
最終的に店主が現地入りして、僕ぁ来なくてもええ、と。
書面で雇用契約を取り交わしたならともかく、口約束だったんで「ふざけんじゃねえ！」とか怒らず、逆に相手が怖くなるくれー温和に電話で話しました。
でもな、イベント期間中の午後は開けとったんで、金はいらねーから時間返せと思いますね。

　僕ぁ飲食店での仕事ってのは初めてでしたが、ちょっとねえ、商売人が親戚に多い僕から見ると、看板出して商売するって、もっと違うんだよなあ、と思いました。
わざわざ、遠方から、しかも函館と同じような観光都市からですから、僕ぁQRコード付のお店のカードとか即席でこさえてスタンバってたんですが。
この多国籍イベント、鑑賞したり出店で買い物するためにはチケットを購入しなきゃならんのですが、いくつか種類がありました。
いっちゃん安いのは一日限定のもの。こりは観光客が多いと思います。あとは、今後の開催維持費等に当てるため、全日会場に出入りできるお高いチケットとか。その代わり、そういった上客には店舗がなんらかサービスを用意することが義務づけられています。
で、僕がお手伝いしたお店。「100円引き」。
これねえ、単価が高いもんならええですけど、せめて「○○円以上で100円引き」とかにしねーとダメじゃんっつー。しかも開催前日くれーに公式サイトに表記されましたから、よく練らなかったろ？と。
現地に来てた旦那はそのことを知らされていなかったよーで、途中から「客から言われるまでとぼけておけ」なんて言っとりましたが、上客チケット購入者で買いに来てたしとはほぼ地元のしとだったんで、僕ぁ敵に回したくねーわけですよ。文句言うなら店主のカミさんに言いな、と。
幸い、翌日、他のしとが手伝いで来るっつーんで、嫌な思いせんで済みましたが。

　かなり杜撰な雇用形態でしたが、契約期間終了でどうでもええです。
が、観光客は北海道をいくつかルート決めて回りますから、商品よりも名前売っとくべきなんですがね。
出店するか知りませんがライジング・ロックも開催されるんで。
で、今回学んだことは自分で行ったマーケティング・リサーチでした。
各都市の人口、観光客の推移といったことで、まあ、フルで働くようになったら役立つ日もくるでしょー。
あ、あと、イベント運営会社にもちょっと疑問覚えましたね。内側を見られないんで、印象としてですが。サマソニやっとる会社の小さい版みてーな。あっこも、昔はああじゃなかったと思うんですが。

　こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、命があれば、なんでもできる！
んなわけで、ひょっこり見つけたイベントでの出店の手伝いしてきました。もう一日、最終日か忙しいと見込まれる日にお呼びがかかりますが。
飲食店での実務経験がねーうえ、経済的途上国がどんな人の使い方するか見聞きしてきてるんで、それに見合った態度で仕事しました。
でね、やっぱ田舎だな、と。
僕がお手伝いしとるのは同じ北海道でも遠方からの来た店なんですが、首都圏なんかで行われとるフェスティバルなら、絶対通用しねー業務システムでした。
地元ではもっと大きなスペースで、なおかつ比べものにならんくらい忙しいそーですが、代々木公園あたりのフェスなら完璧麻痺しますね。

　まあ、仕事中は厳しいですし、ネパーリーらしく会計に間違いがねーか三回確認されましたが、業務システム上、売り上げ勘定してみねーとわからんもんです。
でも、僕ぁこういった仕事は未経験ですから、金の計算だけはしくじらないよー最新の注意をはらってましたが。
でね、店のサイトも「金くれたら俺が新しくしてやろうか？」っつーもんですし、出張ってきた旦那（店主は日本人のカミさん。）と交わした会話の内容から「コイツ、性根はいい人だな」と思いました。民族性的なもんはしゃーねーです。日本人だって偉そうなこと言えねーですもん。
あとね、遠方からよりやっぱ地元のしとが多く来るわけで、厨房で作ってる最中に色々聞かれたり説明してちょっとした出会いがあったのは嬉しかったですね。
特に、会場近所に住むというしとが「ネパール料理ってどんなものがあるんですか？」と聞いてきたんで、「今回はカレー主体ですけど、和食に近いですよ。長野県あたりに」と説明したところ、なんと僕のカミさんと同じ出身地だったっつー。
そーかー、旦那が転勤したときに結婚したのか、こっちで結婚したのか詮索しませんでしたが、函館にもいろんなとこから転入しとるしとがいるんだなぁ、と。
なんでも、地形的に似ている国なんで、昔から親近感を覚えていた、と。
あと、爺さん婆さんの相手したりね。子供の相手も楽しかったですね。なんだ、コンビニやらよりずっと面白ぇじゃんっつー。

　出張ってきた旦那は、日本語は話せても読み書きに疎いらしく、そいで現地の人間を雇おうと考えたんだと思います。
しかーし！運営会社から求められて設定した特典やらは雇われには変えよーがねーんで、事前準備が短絡的すぎだな、と。
でもね、「客にこう言われた」「これを欲しがってる」とリサーチを伝えたところ、できるものは明日からやってみるっつー返事がありました。
金にシビアなだけなら僕も「ああ、そうですかい」とテキトーになりますが、建設的な意見を聞き入れる度量があるなら、僕も言われたこと以外になんかしてあげたくなるわけです。
大体、自前のテント持ってきたら通路塞ぐと言われ、急遽小さいテント買って設営したり、他店と比べてきっちりした外観じゃねーんですもん。
んなわけで、僕ぁ、次に呼ばれた際に色々持参することにしました。
雇い主が金にシビアなら、僕ぁ人の信用や繋がりにシビアですから。とまれ、ギャラがもらえるわけじゃねーんで、お手製のポップみてーなのとか色々ですが。

　こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、毎度、ピンチ、ピンチの連続です。
とはいえ、辛気くせえ話もなんなんで、嬉しいお話を。
えー、8/5から函館市は元町公園及び公会堂で行われる多国籍フェスティバルに僕が出ます。

店員でな。

人間、追い詰められるとなんでも思いつくもんです。
スーパーやコンビニのバイトに「職歴から腰掛けと思われるんでダメ」と落とされ、やさぐれていたところ、ハローワークに失業保険認定のため一緒に行ったカミさんが面白い急募バイトを見つけました。
んで、「希望する職種は、内勤事務と、あとDTP？DTPってなんですか？」っつー輩が就職斡旋しとるとこですから、半ばやけくそで応募しました。
しかも、「これ、ハロワの業務ルールに反してねーか？」っつー方法で。時間が無いためだそーですが。ホント、総務省、しっかり調べてまた厚労省に雷落とせよ。

　諦めていたところ、電話があり、履歴書から採用することを決めた、とのことでした。
で、色んな国の料理屋が出店するんですが、僕が接客するのは僕を知ってるしとなら予想がつく料理屋です。
一応、繁忙が予想される初日と最終日のみ確定ですが、売り上げによってはずっといるかも知れません。
まあ、食い物を扱うんで、髭は剃りますが、髪は縛ってヘアバンドして失礼がねーよーにするつもりです。
まかないも出るんで、ちょっと楽しみなんですが。
因みに店主は僕が長髪だと電話で知り「しくじったぁ！」という感じでしたが、日焼けして雰囲気もシェフと似たようなもんなんで、ええじゃないっつー。
んなわけで、このイベントに来たら僕と握手！ナマステ！

　こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、タバコ銭稼ぐ程度のライティングも慣れてきました。
これねー、やったことあるしとはわかると思うんですが、最低限の文章力さえあれば内容がつまんなくてもええんです。
ただ、どーしても「読ませる文章で、なおかつ面白いもの」を標榜にしてきた僕としては、筆がのらんのです。
が、納品しても単価安いですし、著作権もクライアントに渡ちゃうんで、キャリアにもならんのですね。
ほいだら、幸いテーマ自由で短めのもんを依頼されとるんで、割り切っちゃえ、と。
んなわけで、生産性が次回納品用のもんから高くなりました。

　お話変わって、若けりゃ「子供一人にかかる成人までのお金は？」っつー計算から入りがちでしょーが、ウチは結婚前から諦めてましたんで、出産までのリスクから調べだしとる次第です。
んで、今までの統計から出産以前に、妊娠する確率が一桁代っつーことを知り、最初で最後のチャンスだと痛感しました。
しかも、「今日は安全日」っつーときに見事ヒットしたんですから、STO＝スペルマ・大将・俺、も不惑間近にして衰えず、とちょっと自慢してー気分です。
カミさんは悪阻がねー代わりに食の嗜好が変わったり、情緒不安定になりまして、ここは僕の「不毛な争いは避けるべし」っつー考えでなんとかやっとります。
どーやっても妊婦のストレスが体感できねーんで、カミさんは色々思うとこあるでしょーが、僕も声を荒げてキレたりせんで、歩調を合わせとると。

　しかし、ガソリンの高騰もあるのに地方都市のしとは車使うの好きですなあ。
関東にいた頃なんざ、電車賃が勿体ねーっつーんで2kmくれー歩くの当然だったのに1kmに満たないとこでも車で行きやがる。
挙げ句、どの職業も応募資格に「要普通免許」と。
おかげで、パートしながらじゃねーと免許取れねーんで、ビジネス・ホテルの客室清掃やコンビニの店員の求人に応募しとるんですが、倍率がハンパねーっつー。
要は副業にパートでもしねーと食ってけねーんで、特に土日限定の仕事は応募がフツーの求人の数倍だそーです。派遣会社のしとによると。
とはいえ、家庭のことを考えると関東なら「こんな仕事やってらんねえよ」っつーこともやる気満々ですし、一つや二つ落ちてもくよくよしてられんです。
でもね、函館の若者からすると僕の風貌や雰囲気はかなり特異みてーなんで、こればっかは捨てたくねーですね。

　こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、人間、いついかやるときどいなるか。
はい、久々にピンチに陥っております。
僕のこれまでの人生上、大体四年に一度は原因不明の体調不良だの、家族が大病で借金ができただの色々ありました。
僕ぁ、周期からしてこりを「飛び出せ！ピンチ大感謝祭オリンピック！」と呼んでおります。
でね、何がピンチって職が決まらねーこってす。
そりが自動車の免許持ってねーから応募資格にすらそぐわねえってのがピンチなのです。（地方都市は内勤でも「要普免」を応募資格に記載する。）
まあ、大体高校卒業に合わせて免許取得できるよーに親が援助してくれるのが函館じゃ一般的なんですが、ビンボーな家庭なうえ、公立高校に落ちて私立に通った手前「東京さ行ったら車なんかいらねえから」と僕から断ったんですがね。
で、実際必要なく生活出来てたんで、そのままオッサンになったっつー。

　無職な手前、自動車学校の学費をローンにすることもできず、かといって親類に迷惑かけんのも嫌なんで、キリキリしとる次第です。
ええ、プールしとるのは当面の生活費くれーしかねーですから。
が、こういったときに人間ってのは本性が出るもんです。
あと、カミさんが妊娠したこともありますね。こう、「やってやるよ！」と燃える闘魂なわけです。
まず、始めたのがライター業。
これね、昔やろうとしたことがあるんですが、クライアントがハズレだったか「SOHOなんざやるもんじゃねえ」っつー経験をしました。
で、ちゃんとギャラ払ってくれるとこかどうかくれー判断できるまでクリーンになってますね、現在は。単価は下がりましたが。
最低限の文章力をテストしてくれるとこに応募したら依頼もらいました。
とはいえ、テーマ決めて書き出すと最低でも4000文字以上書かねーと気が済まねえキチガイですから、書けるだけ書いてもクライアントが求めるもんに応えられなかったら契約打ち切りですから、最初はタバコ銭稼ぐ程度の数を納品しました。
ほいだら、最低限のルールを守りつつちょっと冒険したら、要は「没個性的な文体で」っつー指示がありましたが、継続して依頼してもらえることになりました。
でもね、やっぱ単価が安いんで、慣れても大した収入にならねーです。いきなり単価の高い仕事も舞い込んでくるわけもないんで、発注してくれるだけありがてえもんです。
IT業界にいた親友が「この業界はスキルよりキャリアだ」と言っておりまして、そりは物書きも同じです。
いくら「コラムからシナリオまでこなせます」っつっても実績のねー奴に仕事くれねーですから。
んなわけで、こんな僕を不憫に思った方はお金、いや、仕事ください。

　免許取得っつーとやたらめったら働けませんから、パートを掛け持ちしよーと思ってます。
まず、コンビニ。んでもってホテルの客室清掃。
すげー非効率的ですが、しゃーねーです。
カミさんもいて、順調にいけば子供もできるっつーのに、これしきのピンチでネガティヴになっとったら亡父に殴られるって。
んなわけで、恵まれないハンクさんのために募金をお願いします。（←しつこい。）