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ヒョードル対アルロフスキー。PRIDEで観たかった。

2009年01月26日 20:00

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、メタル系アーティストや格闘家のTシャツ売ってるアフリクション(高くて一枚も持ってねーよ。)が、大会名もブランド名使った格闘技イベント『アフリクション』。

そこはかとなく、毎回、今は亡きPRIDEを思わせるカードが並び、「見たい見たい!TVで見たい!」と思っとります。

てか、この前サンボの大会で黒星を喫したとはいえ、総合格闘技じゃ無敗(過去に対高阪剛における額カット→ドクターストップ負けが戦績上あるが。)のエメリャーエンコ・ヒョードルを取り込んだのがデケーかな、と。



 前回、UFC時代に強いんだけど相手の持ち味を殺して、所謂「しょっぱい」試合でチャンピオンだったティム・シルビアを、まるで赤子の手をひねるかのよーに心を折ったのに戦慄を覚えたもんです。

いや、王座陥落してUFC離れたっつっても、シルビアって図体デケーくせに曲者ちっくな動きするんで弱くもなけりゃ全盛期を過ぎたわけじゃねーと思うんですよ。

んで、今回は同じくUFC王者の経験があるアンドレイ・アルロフスキーが対戦相手でした。

僕ぁね、打撃はすげーのに「ちょっと待て!」っつー負け方する彼と、UFCに移籍したばっかの頃のミルコ・クロコップの試合が楽しみでした。方向性は違えど、予想外なとこでチョンボするストライカー同士ってことで。

結局、ミルコがそこに至る前にチョンボを連発して王座挑戦査定試合にも進めなかったわけですが。



 どこぞでヒョードル対アルロフスキーの動画見ましたが、いや、たまげました。

戦前、アルロフスキーのトレーナーが、マイク・タイソンを育てたしとで「ヒョードルにはボクシング・テクニックに弱点がある」と指摘し、対するヒョードルは「これは総合格闘技の試合。彼は名伯楽だがボクシングの試合ではない」と応戦しとりました。

んで、蓋を開けてみたら、僕も含めて大方のファンが予想していたと思われる、テッテ的にヒョードルがテイクダウンを狙ってグラウンドで関節技で勝ちっつー展開の裏をかいてきました。

組み合ってどっちが投げるか粘るシーンもありました、殆どスタンドでの殴り合いでした。

が、やっぱ打撃じゃアルロフスキーのが上なわけで、「い、いつヒョードルは失神KOされんだ?」と思って見てたらですね、アルロフスキーがヒョードルをロープ際まで圧力をかけたのか、それともヒョードルが押された勢いを利用してロープに振られてみたのかわかりませんが、ロープの反動で前に出たヒョードルにアルロフスキーが飛び膝蹴りを見舞おうとしたら、狙い澄ましたかのよーにヒョードルがカウンターでパンチを合わせてきてアルロフスキーを失神させちゃったという。

これは凄い試合だな、と。

ヒョードルのラッキー・パンチにも見えれば、「打撃なら余裕」と慢心したアルロフスキーが不用意に飛び込んだよーにも見えます。とはいえ、ヒョードルがロープの反動で体が前に出た瞬間、ガードせずにカウンター狙いにいったのが答えかな、と。

これ、モハメド・アリの有名な逸話「劣勢でもロープを利用してダメージを軽減、相手のスタミナを奪う」っつーのに通じるもんがあるんじゃねーかと。

フィジカル的なもんもありますが、同い年の僕としては、ヒョードルの相手を分析するオツムと、動じない精神力はどっからくるんだ?と感心しきりです。



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