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もう少しシド・バレットについて

2009年11月02日 21:47

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、精度は今ひとつですが、アメブロにはアクセス解析機能があります。

んで、たまに面白い検索ワードがあります。

シーモネーター(こういう表現をしないと検閲かかるとこが嫌。)全開で書いてた旧Soul Kitchenと違って露骨で生々しいこたぁ書いてません。

面白いっつーのは「ホントだね!俺も知りたいよ!」っつー類のもんです。

昨日の検索ワードで印象的だったものの一つ。



「シド・バレット 使用楽器」



これ、僕も知りたいです。

ライブ映像を見ると、『夜明けの口笛吹き』収録の曲でサイケな音は、メンバー全員でファルセットしたり、ギターもスライド・バーを使ってます。

1967年っつーとディレイとかスライサーとか存在してなかったですから。

で、僕が知る限りですが、初期ピンク・フロイドで使用していた楽器は、当時メンバーが住んでいた下宿みてーなとこの主人が楽器マニアだったそーで、いや、楽器マニアっつてもまともなもんじゃなくて、玩具みてーなガラクタ同然のもんだったと思われます。

主人はシド・バレットの感性や人間性を気に入り、収集していたガラクタ楽器を好きに使ってもいいと許可し、シド・バレットはそれらをいぢくりまわしてたそーです。

まあ、今で言えば、ボタン押すと「べらんめえ!べらんめえ!」と声が出る玩具を特殊な音響効果でイカれた音にするよーなもんだと思います。Bikeの曲が終わってからの奇妙なノイズとかにそれが垣間見られますね。

他、ギターを寝かせてベアリング・ボールを弦の上に乗せて転がしたり、とにかく思いついたことはなんでもやったっぽいです。

ちょっと本棚からシド・バレットの評伝を引っ張り出すのが億劫で記憶をもとに書きますが、確か、『夜明けの口笛吹き』をリハーサル及びレコーディングしてたスタジオで同時期にビートルズが『サージェント・ペパーズ・ロンリー・クラブ・ハーツ・バンド』を製作していたはずで、以前からシド・バレットに興味津々だったポール・マッカートニーはピンク・フロイドの製作状況を強く意識していたよーです。ポールよりジョンのが興味津々な印象がありますが。



 クィーンのブライアン・メイが、今で言うディレイのダブリングっつー手法を行った頃、まだダブリング可能なディレイは存在していなかったわけで、それを考えるとシド・バレットはかなり独創的なアーティストだったと思います。

ただ、悲しいかな、独創性を保ってまともな精神でいられるほど彼は強くなかったことが惜しまれます。いや、繊細だったからこそのアイディアだったと僕ぁ思っとりますが。

二枚のソロ、それもアコギを弾きながらのもんの中に、忘れられた頃、日の目を見たOpelっつー名曲があります。果たして、まともな精神状態だったシド・バレットがバンド・アレンジしていたらどーなってたか妄想は尽きません。『夜明けの口笛吹き』のサウンドが好きなファンは「つまんねーなぁ」と思うでしょーが、アレンジや録音の仕方で印象がまるっきり変わりますからね。



Opel/Syd Barrett





天の支配/Pink Floyd(Live1967)



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