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【思い出の一曲】The Blue Mask/Lou Reed

2010年02月02日 20:26

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、先日、ギターがダメなのか、音作りがダメなのか、ノイジー過ぎて困っちゃうっつーボンズに「どうすれば理想の音になりますかね?」と相談されました。

一瞬、下手クソな僕に相談するのはケンカ売ってんのかと思いましたが、どーも中古で買ったギターをメンテナンスもせず使ってるのがイカンのじゃないかと思いました。

なので、「もう、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの2ndやルー・リードみてーにしたら?」と投げやりに答えました。

しかし、世代の違いですね、僕くらいの世代だと、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドっつーと、「2nd?いやホントにいいのは3rdだよ」と通ぶるのがお約束だったんですが、最近じゃ「1st買っておこう...何これ?」みてーです。僕ぁ2nd『ホワイトライト/ホワイトヒート』と4th『ローデッド』が好きですが。



 ルー・リードって色んな評価があります。

有り難がるもんや、歌もギターも下手クソっつーもんとか色々。

訳詞を読むか、英語→日本語で意味を把握するしかねー僕みてーなのだと、コンセプトはわかっててもちゃんと歌詞の凄さを理解できませんが、文学に精通してるだけあって歌詞も中々曲者です。

んで、ギターの音に着目すると、結構おもろいです。

ギターをアンプに向けたり、ある位置に立つとフィードバックと呼ばれるノイズが発生しますが、それを作り出すフィードバッカーっつーもんがあります。これを多用したのはルー・リードと、オーダーメイドの機材ですがキング・クリムゾンのロバート・フリップかと思います。

ルー・リードがフィードバッカーを使って何本もギターを重ねた曲でBig Skyっつー曲がありますが、フツーなら「耳痛ぇ」となるとこを中庸なロック曲で楽しく聞かせるのは凄いなぁ、と。

で、Big Skyの音源がyoutubeに無かったんで、思い入れのあるもう一曲としてThe Blue Maskがありました。

この曲はリード・ギターがロバート・クインですが、ベースをカットしてミドル少々、トレブル全開な耳障りなギターは『ホワイトライト/ホワイトヒート』を想起させます。

しかも、『ブルーマスク』発表当時、ハードロック調の曲で聴かれた音と真逆の音を敢えてやるか、と。

The Blue Maskの歌詞がSMをテーマにしたもんなんですが、プレイじゃねーんです。拷問なんです。手足縛られてプールに突き落とされたとか、血を混ぜたミルクを飲まされたとか、イカレたことをされて更に渇望する男のお話みてーなもんです。それがロバート・クインの発狂ギターと合ってるんです。

久しぶりに聴きましたが、恐ろしい音ですねぇ。でも、彼ももうこの世にいないんですよね。



The Blue Mask/Lou Reed



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