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Back To My Homeland

2010年05月02日 22:45

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、うんこ週間の連勤が終わったらちょっと帰省します。
神奈川県在住の僕ですが、故郷は函館ですが市街から車で一時間以上ののはなれ(吸収合併された。)です。所謂「辺境の地」ってやつですね。
んで、飛行機よりも一日数本しかねーバスの待ち時間と乗ってる時間がハンパねーわけですが、山道や海を眺めて色々と思うことありです。

 僕ぁ、故郷の海や山っつー自然は大好きですが、閉塞じみた故郷の空気が大嫌いで上京してきました。
まあ、一応は「こうなってこうして、テメーんとこが一番っつー輩を見返してやるわ!」っつールサンチマンちっくな想いを持ってたんですが、現実はその日暮らしを誤魔化し誤魔化し生活してるよーな、ビンボーで酒飲むしか甲斐性がねー生活おくってます。
大昔、僕に才能があるとか天才とか言ってくれたネーチャンは、今、どこで何してんでしょーか。再会したらまたヤらしてくれねーかとかな、とか最低なことを考えとる日々です。

 以下、帰省するっつーことと、前回の記事にリンクしたもんなんで、「俺はなんて不幸なんだ」っつー内容じゃあねーです。
僕ぁ天才じゃねーです。が、天才でも大成するかっつーとそーじゃねーと。
ホワイトスネイクでメタル・ブームにヒット作をリリースし、再活動してウハウハなデイヴィッド・カヴァーデイルと同時にディープ・パープルにベース兼ヴォーカルとして在籍していたグレン・ヒューズも思い入れがあります。
コンスタンスにアルバム出したり、近々自伝も出版するっつーんで、かなりアクティヴになりました。

 グレン・ヒューズっつーと、ディープ・パープル時代の『カルフォルニア・ジャム』でのパフォーマンスです。
異常なまでにハイテンションなのに、演奏はしっかりしててレイ・チャールズの曲をアカペラで歌うに至っては「なんじゃこりゃあ!」でした。
ドラムのイアン・ペイスによると、ヒューズとリッチー・ブラックモア脱退後に加入したギタリスト、トミー・ボーリンはネタ兄弟だったそーですんで、アッパー系のネタを食ってたのは明らかです。

 グレン・ヒューズはディープ・パープル以前にトラピーズっつーアート系からPファンクっぽいサウンドに以降したバンドで活躍してましたから、リード・ヴォーカルを担当していたデイヴィッド・カヴァーデイルよりも小慣れていて貫禄がありました。
いや、実際、ポテンシャルもその使い方もかなりのもんでした。
が、地味なソロ・アルバムからサクセスサクセス、サックセスしてったカヴァーデイルとは裏腹に、ヒューズは転落の道をたどりました。
彼は本来ブラック・コンテンポラリー(略してブラコン。)、今でいうR&Bな曲を歌いたかったのに、そういったアルバムを作ってもつまらねーという。
更に、ブラコンとは真逆であるコテコテなハード・ロック・バンド、ディープ・パープルに在籍していたっつー事実は刻印状態でした。
えー、能力があってもアカギのブラック(アイス。)よりブラックな企業に在籍していたがため、転職しても能力を発揮できねー我ら市井のしとに似てるとこがあります。

 アッパー→ダウナー→摂食障害(注)と、負の連鎖でどん底状態だった彼に舞い込んでくる仕事の殆どはメタル系バンドやプロジェクトへの参加だったんですが、アルバムはともかくツアーはできねー状態だったよーです。
んで、復活のきっかけになったのは、KLFが「Voice Of Rock」として彼の声を曲中に挿入したことです。
でも、摂食障害を患ってましたから、徐々に活動を広げてんのに超肥満体でした。

 グレン・ヒューズがゲストじゃなく本格的に活動を再開したのは1994年にリリースしたソロ作『フロム・ナウ・オン』からです。
ただ、「元ディープ・パープル」の履歴があるゆえ、作風もサポートしたメンバーもメタル系の方々でしたが。
でも、その後に懲りずにファンキーな方面にいっちゃったアルバムよりずっといいんすよね。
スティーヴィー・サラスがたまにやってるカラー・コードっつーバンドでスティヴィー・ワンダーのカヴァーしてたり、声も歌唱法も確かにR&Bなんですが、トラピーズ時代のYou Are The Music... We're Just The Bandみてーな曲じゃねーと退屈というジレンマ。
しかしながら、『フロム・ナウ・オン』中、最もポップなHomelandは故郷があるしとなら、帰りたくなる名曲だと想います。

(注):テンションを上げる薬物は一方的な面があるため、常習者は真逆のものに移行する。そして、それを辞めるために似た作用を及ぼすアルコールにシフトするが、急激な精神的遷移から精神的疾病を患う確率が高い。

<Glenn Hughes - Homeland>
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