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伝説のストリッパー、ステイシアが画家になっていた

2011年01月14日 13:51

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、ハマると抜け出せねーバンドの一つ、ホークウィンド。
僕がドドドド田舎で中高生の頃、初期作品は国内未CD化で、いかがわしいエピソードを紹介した記事でしか知ることができませんでした。
そのエピソードは、初期にはストリッパーがメンバーで踊り狂い、LSDガンギマリな客とサイケな音と照明、ストーンヘンジでライブを行った等々、アングラなイメージを抱かざるを得ないもんばっかでした。
で、上京してですね、デビュー前の音源も含む二枚組のベストを買いました。
Hawkwind - Anthology 1967-1982
1982年までのもんですが、英語ながら各曲の発表フォーマットやらメンバー、作品のエピソードが記されたブックレット付きで、仰山ある得体の知れないベスト盤より良心的です。
ただ、購入した翌年から作品毎にデジタルリマスター化が始まりましたが。

 日本に大々的なサイケデリック・ムーヴメントが上陸しなかったため、プログレッシヴ・ロックに分類されとりますが、あながち間違いじゃねーと思います。
1960年代末期に終焉を迎えたサウンドやヌーディズムとの融合を1970年から進化させようっつー印象受けますから。(1960年代の音はフォーク・ロック。)
あと、日本でも作品が翻訳されとるSF作家マイケル・ムアコックがたまにヴォーカルつとめたり、ガチでうてゅうと交信なんて思ってなくってですね、バンドのイメージ戦略だったんじゃねーかと。(本国のBBCでドキュメンタリー番組が作られるくらいでもあるし。)
実際、ヒット曲Silver Machineはポップな曲で何回も聴きたくなるんですが、過剰に施されたサイケデリックなエフェクトで、素面でも心がへろへろになります。
よく、1973年発表の『宇宙の祭典』がライブ作品ながら最高傑作とされとります。(昨年、LPと同じ折りたたみジャケット、ポスター等の特典を施した紙ジャケ版がリリースされた。小さいため、収納が面倒。作りは丁寧なのでコレクターズ・アイテム。)
が、お手軽に彼らの魅力を知るなら1999年発表の『Epoche Eclipse』なるベスト盤がええと思います。
Epocheclipse.jpg
代表曲の殆どがリマスターされて、シングル版のテイクで収録されとる曲もあります。
しかも、中古相場が600円程度です。

 さて、代表的な音源は手軽に入手できるよーになりました。
が、僕がガキの頃から気になってたストリッパーが参加しとる映像はないんかい!と。
stacia.jpg
ネット上で、確かにこのステイシアはラス・メイヤーが好きそーな乳揺らして踊っとる写真が見られます。もうね、単なるストリッパーじゃねんですよ、僕ん中じゃ伝説のストリッパーですから。
写真は違うんです!ワシは動いとるとこが観たいんじゃあああぁぁぁああ!!!!
...ハァ、ハァ...。(一体、コイツを突き動かしているものはなんだ?)
結果、見つかりました。
でもですね、ライブ作品としてのシューティングは行われなかったよーでして、ヒットしたSilver MachineのPVと、続けてヒット確実ながら歌詞に問題有りと回収されたUrban Guerrilla(当時、イギリスでテロがあったらしく、「爆弾を家出作っている」といった歌詞がまずかった模様。)のPVでしか観られねーよーです。

 Silver Machineは後にモーターヘッドを結成するレミー・キルミスターがヴォーカルをつとめてますが、ステイシーは虚ろな表情で動きも少なく肩すかしでした。
Urban Guerrillaは踊りというか暗黒舞踏っぺー動きで、流石にTV放送が前提でしたから乳しか出しとりませんが、存在感抜群っつー。

<Hawkwind - Silver Machine>


Hawkwind - Silver Machine

<Hawkwind - Urban Guerilla >


 この体制は1975年頃まで続きましたが、大幅なメンバーの入れ替えもありステイシアも去ったよーです。
で、その後どーなったのか?
あまり追求しとるファンはいねーです。
なんだか、玉袋にあった男の優しさが空になったみてーな薄情ぶりです。(いや、それほどステイシアを重要視してなかったからだと思うぞ。)
ひとより男の優しさが多く詰まっとる僕ぁ調べました。

画家になってました。(HP)


いや、ゲージツのこたぁよくわからんですが、ホークウィンドに在籍していたことをネタにしたよーなもんじゃなくて、ステイシア・ブレイクと名乗り、自身のサイトではあくまで画家であることを前面に出しておりまして、一瞬勘違いかと思いました。(因みに海外のサイトのいくつかで間違いないことがわかる。)
で、本格的な活動は1990年代からでして、ほぼ毎年個展を行い、昨年は日本は松江で行われた小泉八雲来日120年展に出展しとりました。
osono.jpg
題名はOsono's Secretで、恐らく小泉八雲の怪談『葬られし秘密』に登場するお園の心情を描いたんだと思います。
他の作家さんが八雲本人にスポットを当てがちなのに、日本人でもピンとこないお園の貞操観念にスポットを当てるのは感性豊かだな、と。
あ、貞操観念っつっても、結婚前に貰った恋文を遺したまま急死したため、そんなものを遺しては亭主や子供に申し訳ないと毎晩幽霊になって出てくるんですが、ある和尚がそれを見つけ焼き捨ててから出てこなくなったっつーお話ですね。
因みに、創作の約半分は広島、長崎をテーマにしたもんみてーです。
興味のある方は上記リンクからどーぞ。
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