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なんとかシンドローム

2011年06月26日 22:49

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、昨日午前中までの気温上昇で、アボカドの種が一気に膨らみまして、根が出てくるとこにも十字のヒビ割れが確認出来ました。
ふふふ、朝顔やひまわりみてーに「種まいて水かけときゃいい」じゃなく、かれこれ一ヶ月かけてこーなってくると可愛いもんです。

 我が家には二つの家訓があります。

一つ「最後に残るのは家族である」。

一つ「炒った豆でなければ芽は必ず出る」。

 前者は亡父の口癖でした。
春に親父が亡くなってフラッシュ・バックしたんですが、父方の血筋って義理人情や絆をあんま重視しねーと大人になった僕ぁ思いました。
が、何故か親父だけは無茶苦茶「心」や「絆」を重視したしとでした。
もう十五年前ですが、僕が親父と同じ建設会社で働いとった頃、会社から貰った車で帰省することがちょくちょくありました。
んで、福島まで来ると、サービスエリアの直売店で必ず桃を買ってました。
こりは引退後、実家で養生してた頃も、桃が売られる時期になると、真っ先に買って仏壇に供えてたそーです。
理由は、幼児期に亡くなった妹のためです。
まだ少年だった親父は、妹をひどく可愛がっていたそーで、亡くなる間際に「何が一番食いたい?」と聞くと「桃が食べたい」と答えたそーです。
が、終戦直後に旬でもねー上、ドドドド田舎じゃ手に入るわけがねーです。
結局、「死ぬ前に一番食べたいものを食べさせてあげよう」と祖父母は思って聞いたものの、食わせられなかったっつー。
それを目の当たりにした少年時代の親父は悲しみに暮れ、それ以来「あれほど無念だったことはねえ」と桃を買って供えるよーになったんだそーです。
なので、他にも理由はありますが、福島産及び近県の特産品を食ったり、のどかな景色を眺めることが出来なくなって悲しいっつーのはそこら辺の理由もあります。

 後者は、母方の曾祖母の口癖だったそーです。
曾祖母は男勝りな剛胆な性格だったよーです。
曾祖母が亡くなってからは手紙のやり取りも無くなったよーですが、九州の結構な家柄である武家がルーツです。
幼少期に藩の祝い事や豊かな生活を目の当たりにしつつ、明治維新で故郷を離れなければならなかったそーです。
んで、辿り着いたのが僕の故郷ですが、武家社会に生きてきた親族が馴染めるわけもなく、気付けば曾祖母が生き残りを賭けて家族を守らなきゃならなくなったそーです。
そんときに「豆は干からびても芽を出す。こうして生きていられるのだから炒られたわけではない」と鼓舞したのが発端という。
この曾祖母もまた、温厚で思慮深い母方の家系にあって、一人だけまさに女傑です。

 家訓っつーと大袈裟ですが、僕ぁこの二つは絶対ぇ忘れんつもりです。まあ、日本人の美徳だったもんですがね。
亡父は「金はありすぎて困ることはない。先立つものってよく言うべ。だが、どんなに困窮しても助け合って生きる奴が最後に残る。それが家族だ。だから、家族だけは金でもどうにもならんのだ」と、失われた日本人特有の美徳に死ぬまで執着し続けた以上、せがれの僕が足蹴にするわけにいかんっつーか、絶滅寸前の生物を絶滅させねー心持ちです。
いくら公で、まあ、世間様ではですが、裕福で財を築いて遺したって、そいつのガキに「年寄りはとっとと死ね!」と虐げられたら、多分、そのしとは幸せな最期を迎えられねーです。
高齢化が進む日本において顕著な、上っ面シンドロームですな。

 お話変わって、時事問題です。
あー、「原発の是非を問う国民投票」を実現させよーっつーニュース。
こんなの数十年後の話っすよ。(=原発汚染収束。)
だって、もっともっとやらなきゃいかん事を優先させなきゃならんのですから。
「原発キチガイ」と呼ばれたこともあるフランスでさえ、福島第一原発の事故を受けて国民の過半数が反対してんすから。
んで、落合恵子の名前が出て「ああ、なるほど」っつーのもあります。
日本は汚染拡大真っ最中な当事者なんすから。右派左派も関係ねーだろっつー。
結果を見るまでもなく、市井のしとじとは原発稼働を反対するに決まってますから。
しかし、山本太郎もどーしちまったんすかね。以前から良くも悪くも一本気なとこがあるしとっつーイメージがあったんで、火をつけられて負の方面に吹く風もとに立っちまったのか?っつー。
この手の煽動がおとろしいとこは、主旨とは異なるとこで賛同したしとじとが泣きを見ることをこっそり成立させたりしますから。

 個人的に「万能ビザ」と呼んどりますが、震災と原発事故のどさくさに紛れて法案通した「中国人のみ三ヶ月滞在できる観光ビザです。就労も可能です」。
先日、一瞬「映画かよ!」と思った、町村前官房長官の泊原発視察で「地震対策は整っているが、ゲリラ活動に対する対策が万全ではない」っつーニュース。
確かに、人手が足りねーんで、専門知識や技術が無くても採用がザルっぺぇ(これはネット上の情報ではなく、本当のようだ。)んで、仕込みやらかす奴だっているかも知れねーですから。

 来月、南シナ海で米越合同軍事演習が行われるまで、開戦危機なニュースはねーと思ったら、フィリピン周辺で中国がロシアを挑発と。
親中のパキスタン発のテロがフィリピン周辺諸島でテロもあって強気なのか、狂ってるだろっつー。
僕みてーな横丁の飲んだくれは、てっきり裏で手を結んでると思ったらコレ。
ブラフと勘ぐることもできますが、中越で開戦したらカオスだなっつー。
北京オリンピックの最中にグルジアがロシアに宣戦布告して、「東郷平八郎を十人呼べ」っつーくれーの結末になったことは記憶に新しいです。
んで、こうなると、心配なのが韓国の原発です。
通信業界に参入する以前、とある会社で孫正義の会社が発注した仕事を請け負ったとこで短期バイトしたことがあるんで、嫌いなんですが、韓国も孫正義の発言を捏造しとる場合じゃねーぞっつー。
あ、僕が孫正義が嫌いな理由は、通信業界参入から度々注意を受けたりと顕在化しましたが、グレーゾーンで金儲けっつー思考や法人の体質がうかがえたからです。
因みに、肩持つよーで癪ですが、韓国が捏造したニュースっつーのは、「今は大事故を起こしていないから、キーキーバンバン言う気は無い」っつー、当たり障りのねーもんだったはずなのに「韓国の原発は日本と違って安全に稼働している。評価すべきだ」みてーにまさに捏造したことです。
もし、中露の諍いやらで原発テロや、原発にミサイルでも撃ち込まれたら、韓国だけじゃなく瀕死の日本もとんでもねーことになりますから。風向きからして。

 今日、昼休みに職場の休憩所でTVを眺めてたら、福島第一原発の三号基にある使用済み燃料プールに溜まってる水のアルカリ性が高い、と。
んで、燃料があるアルミ製の入れもんを崩壊しねーようにホウ酸ぶちこんで中性になるようにしました、と。
ただ、こりが「TVって怖ぇなぁ」と思った点ですが、次のニュースに移る直前にさらっと「再臨界の可能性あると見ています」っつー。
こり、重大ニュースじゃないか!と。

<その頃、首相官邸では。>

「なあ、臨界はわかったけど、再臨界ってなんだ?」
「総理...」


になってそーで怖ぇです。

 僕ぁ物理とか全くダミですが、河川の仕事で鯉やら鮎やらを死なないよーにPhチェックしたり、バジルとかハーブを育ててた頃にチェックしてたんで、ある程度知識はあります。
お魚さんも、植物も、所謂中性に土壌を保つことで健康でいられます。
んで、帰宅して聞き逃したPhの値を調べたら11を超えてました。
これマジでヤバイだろ、と。
生物が健康に生きられる範囲が5~6の間くれーで、そこが中性です。
11以上っつーと、どーなんでしょー?
風呂掃除に使う洗剤よりやや低いくれーでしょーか?
とはいえ、0.1~0.5くれーが大きな影響を与えるもんだと思いますから、無知な僕ぁ「シャンプーやボディ・ソープより高い。肌に炎症起こす粗悪品」くれーしかわからんので、アルミを溶かす危険性がいまいち把握出来ません。
てか、そこらへんを説明すんのが報道の役割なはずなんですが。
前述のとーり、0.いくつで影響度が異なる基準値なんで、もしかしたら既にアルミは溶けて再臨界真っ最中かもしれねーですが。

 よく、僕ぁ「民族の危機」と書きますが、真剣にそー思ってます。
なぜ、「日本人であることを誇りに思う」か?
こりも右派左派関係ねーです。どこの国だって、その国で生まれ育ったら、例え後進国でも自慢したくなることがいくつもあります。
日本は古代から「日出づる国」といった神秘的かつ美しい別称があり、「日の本一の」といった形容がなされてきました。
先の世界大戦で敗戦国になっても、国旗は日の丸のままです。(ここで「硫黄島が~」等々書くと極右呼ばわりされるので書かない。)
更に、今回の原発事故でもわかるよーに、あっつー間に死に体になるよーな国土かつ島国です。
そりを古代から守り続けてきたのに、殺されてたまるか、と。
僕ぁ心身ともに持病を抱えたお袋どんを守るために、「もう、俺は嫌だ!国外で、生きるためならなんだってやる!」と焼け糞にならず留まっておりますが。
炒った豆になるのか、もうなっているのか。
とはいえ、僕ら市井のしとじとがやらなきゃならんのは、マスメディアに煽られての市民運動とかじゃねーです。
映画『チャイナ・シンドローム』を思い浮かべますが、義務教育を受けてきた僕でも、ああいった危険はねーと理解できます。地球の中心部にはとんでもねーもんがありますから、人類が制御できねーもんが到達しても貫通するこたぁねーです。
ただ、どうなるかわからんってことですが。

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