2010年08月02日 13:15
こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、ボンデージっつー言葉から想像するもんは様々です。
元々の意味どーり、アンダーグラウンドで広まったロールプレイ(その役になりきること。)の設定の一つとして従属する役が着用を義務づけられる拘束具を想像するしともいるでしょー。
てか、ロールプレイに関しても、拡散っつーか進化か、男女いずれかが命令通りに様々なシチュエーションで真っ裸になるのもありますし、そっからショウ化したり、挙げ句それが映画になったりと奥が深いです。
男のストリップなんて見たかねーよと思いますが、映画『フルモンティ』は中々泣かせてくれます(笑いを孕んだお泣かせな。)
話を戻しましょう。
以前触れたベティ・ペイジの存在が起爆剤になったか、倒錯した性的嗜好のアイテムだったボンデージがファッションと結びついて、今じゃデザインが洗練されたものも多く、メジャーなモデルさんやミュージシャンが身につけて一般的な認識も「変態!」より「オサレ!」「かっちょええ!」の方が過半数だと思います。(このため、拘束具としてではなく、SMで着用されるコスチューム全般=ボンデージと呼ぶ風潮になった感じがする。)
んで、素材もレザーだけじゃなくラテックス、塩ビ等が登場し、ファッション関係は疎いんでスキップしますが、エロにおいてはその素材の違いでコーフンする奴もいます。
けど、やっぱボンデージ・ファッションってエロでもオサレ感がありまして、1995年に発表されたマイケル・ニン(マイケル・マンではないぞ。)監督によるハードコア・ポルノ『ラテックス』は題名はラテックスですが、エナメル加工を施したもんやビニールの衣装を身につけた男女が登場します。
んで、ポルノ=性の捌け口=短絡的で安っぽいっつーイメージがありますが、この作品は当時にしてはかなり手が込んでます。
今世紀に入ってからのマイケル・ニン作品と比較すると古くさく感じますが、CGを駆使した演出は「金かかってんなぁ」と。
服飾等のファッションとしては、上述のよーにスキップですが、ポップ・ミュージックにエロス込みでボンデージ・ファッションを最初に持ち込んだのは誰なのか?従属する側のもんじゃなく「お仕置きしちゃうわよ!」なご主人様の衣装ですが。
恐らく最初は、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジだと思います。
なんでも彼はスパンキング・マニアで、映画『愛の嵐』におけるシャーロット・ランプリングにインスピレーションを得たからみてーです。ただ、「たまの衣装替え」的なもんみてーですが。
継続して身につけてたっつーと、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードでしょーか。
1979年に突如、画像のよーな「お仕置きしちゃうわよ!」な出で立ちになり、鞭持ったりステージにハーレーダビッドソンで現れたりするよーになりました。(車、バイクとエロスの関係も追求しなきゃなあ。)
同時期に活躍していたメタル・バンドもレザー・ジャケットを身につけてましたが、革ジャンにジーンズっつーそれは「労働者階級の体制側への反抗」を意図してのことだそーです。
なので、SMショーでも始まるんか?っつーロブ・ハルフォードの格好や振る舞いはセンセーショナルだったと思われます。実際、メタル=全身レザーっつーイメージに大きく貢献しましたから。
で、何故、ご乱心状態でそんな風になったかっつーと、一説にゲイ・セクシャルであったハルフォードが、それ専門の店で「これだ!」と思いついたからと聞きました。(ネタである可能性大だが。)
因みに、欧米諸国は同性愛への偏見が強いからか、彼はフレディ・マーキュリーが亡くなった際、自身がゲイと正式に認める文言はないものの、HIVネガティヴであることを含む内容の声明をだしました。
ま、その後、正式に「俺、ゲイだから」とカミング・アウトしましたがね。
僕ぁ、ずっとロブ・ハルフォードが最初と思ってましたが、同じ1979年に同様の出で立ちでステージに上がっていたミュージシャンがいたことを知りました。
映像が手軽に観られない時代、「いくらなんでもネタだろ」っつー伝説満載のウェンディ・O・ウィリアムズです。
えー、画像はレディ・ガガじゃねーですよ。
もうね、中学生の頃、読んだ彼女の逸話がすげーすげー。
「チェーンソウでギター切断」「時にシースルー、時にニップレス」、爆笑したのが「ステージで自動車爆破」。
いや、さすがに自動車爆発はネタだろうと。ハードコア・パンクとヘヴィ・メタル、どっちに分類するかっつーこたぁナンセンスですが、メタルに分類しちゃうと、1980年代のメタル・バンドのメンバー・バイオって嘘が多いんすよ。とんでもない悪党とか。まあ、中には銃殺覚悟でベルリンの壁を乗り越えてバンド結成したしともいますが。(確か、ソドム。)
で、自動車爆発ですが、ホントにやってました。
彼女に関するドキュメンタリーDVDに収録されてるよーで、youtubeで観られます。(テーマと脱線ネタなのでリンクは割愛。探してくれ。)
もうね、よく客に死人が出なかったなっつー。
ウェンディ・O・ウィリアムズは、十代の頃からストリッパーとして各地を転々としてたそーで、1970年代後半に音楽活動を始めます。
で、1979年のステージで、全身レザーに鞭持って女性を犯す仕草等が観られます。
ロブ・ハルフォードは現在に至るまで(一旦バンドを脱退した1990年代中期にはカジュアルな服装だったが。)全身レザーですが、ウィリアムズは時期毎に出で立ちが異なります。
多くはフェティッシュなもんですが、モヒカンにしてみたり、まあ、凄い姉御です。
が、その過激なステージや、エロい格好で雑誌にまで登場したりで当局から目を付けられます。
また、特に初期の音楽性は凶暴で、女モーター・ヘッドっつーもんでしょーか。
彼女は1990年代に入り、メディアへの露出が激減しましたが、自殺未遂を繰り返しました。
一回目は胸をナイフで刺し、二回目は興奮剤の過剰摂取、三回目は拳銃で1998年にホントに亡くなっちまいました。
最初から最後まで人生爆発な姉御ですが、彼女がステージに持ち込んだフェティッシュなエロスは脈々と受け継がれたよーで、代表的なとこだとジェニトーチャーズやロックビッチでしょーか。
ジェニトーチャーズは、演奏ステージ以外にヴォーカルのジェンが純粋なSMショーも行い、ボディ・ピアッシングもお得意のよーで、デビュー前のマリリン・マンソンにニップル・ピアスを施したっつー記述を読んだことがあります。
演奏ステージでもお仕置きタイムがありましたが、来日した際は抑えめでした。てか、そーいう条件を了承したから来日できたんでしょーが。
抑えめっつっても触手をイメージした小道具使ったり、かなりエロいステージだった記憶があります。(こういうときはしっかり観に行って最前列を確保する俺であった。)
本棚漁ると出てくると思うんですが、この来日時にビザーレ・マガジンにモデルとしてグラビアが掲載されたと記憶しとります。
ロックビッチは、メンバー全員がレズビアンであることを公言しとりまして、ステージでの演出がどう抑えても日本じゃ無理と判断されたか来日はしとりません。
んで、同性愛者であることを公言し、実際メンバー同士がステージで性交渉を行う等々、ヨーロッパ諸国から「オマエら来んな!てか、入国禁止!」と叩かれ、本国イギリスでも当局に目を付けられて解散しちまいました。
ジェニトーチャーズはどうやらアンダーグラウンド的に現役のよーです。
てか、ジェンは老けねーですね。なんだかんだでメジャー・デビューするまでも含めると二十年近く活動してんじゃねーでしょーか。
あー、ボンデージっつー言葉から想像するもんは様々です。
元々の意味どーり、アンダーグラウンドで広まったロールプレイ(その役になりきること。)の設定の一つとして従属する役が着用を義務づけられる拘束具を想像するしともいるでしょー。
てか、ロールプレイに関しても、拡散っつーか進化か、男女いずれかが命令通りに様々なシチュエーションで真っ裸になるのもありますし、そっからショウ化したり、挙げ句それが映画になったりと奥が深いです。
男のストリップなんて見たかねーよと思いますが、映画『フルモンティ』は中々泣かせてくれます(笑いを孕んだお泣かせな。)
話を戻しましょう。
以前触れたベティ・ペイジの存在が起爆剤になったか、倒錯した性的嗜好のアイテムだったボンデージがファッションと結びついて、今じゃデザインが洗練されたものも多く、メジャーなモデルさんやミュージシャンが身につけて一般的な認識も「変態!」より「オサレ!」「かっちょええ!」の方が過半数だと思います。(このため、拘束具としてではなく、SMで着用されるコスチューム全般=ボンデージと呼ぶ風潮になった感じがする。)
んで、素材もレザーだけじゃなくラテックス、塩ビ等が登場し、ファッション関係は疎いんでスキップしますが、エロにおいてはその素材の違いでコーフンする奴もいます。
けど、やっぱボンデージ・ファッションってエロでもオサレ感がありまして、1995年に発表されたマイケル・ニン(マイケル・マンではないぞ。)監督によるハードコア・ポルノ『ラテックス』は題名はラテックスですが、エナメル加工を施したもんやビニールの衣装を身につけた男女が登場します。
んで、ポルノ=性の捌け口=短絡的で安っぽいっつーイメージがありますが、この作品は当時にしてはかなり手が込んでます。
今世紀に入ってからのマイケル・ニン作品と比較すると古くさく感じますが、CGを駆使した演出は「金かかってんなぁ」と。
服飾等のファッションとしては、上述のよーにスキップですが、ポップ・ミュージックにエロス込みでボンデージ・ファッションを最初に持ち込んだのは誰なのか?従属する側のもんじゃなく「お仕置きしちゃうわよ!」なご主人様の衣装ですが。
恐らく最初は、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジだと思います。
なんでも彼はスパンキング・マニアで、映画『愛の嵐』におけるシャーロット・ランプリングにインスピレーションを得たからみてーです。ただ、「たまの衣装替え」的なもんみてーですが。
継続して身につけてたっつーと、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードでしょーか。
1979年に突如、画像のよーな「お仕置きしちゃうわよ!」な出で立ちになり、鞭持ったりステージにハーレーダビッドソンで現れたりするよーになりました。(車、バイクとエロスの関係も追求しなきゃなあ。)
同時期に活躍していたメタル・バンドもレザー・ジャケットを身につけてましたが、革ジャンにジーンズっつーそれは「労働者階級の体制側への反抗」を意図してのことだそーです。
なので、SMショーでも始まるんか?っつーロブ・ハルフォードの格好や振る舞いはセンセーショナルだったと思われます。実際、メタル=全身レザーっつーイメージに大きく貢献しましたから。
で、何故、ご乱心状態でそんな風になったかっつーと、一説にゲイ・セクシャルであったハルフォードが、それ専門の店で「これだ!」と思いついたからと聞きました。(ネタである可能性大だが。)
因みに、欧米諸国は同性愛への偏見が強いからか、彼はフレディ・マーキュリーが亡くなった際、自身がゲイと正式に認める文言はないものの、HIVネガティヴであることを含む内容の声明をだしました。
ま、その後、正式に「俺、ゲイだから」とカミング・アウトしましたがね。
僕ぁ、ずっとロブ・ハルフォードが最初と思ってましたが、同じ1979年に同様の出で立ちでステージに上がっていたミュージシャンがいたことを知りました。
映像が手軽に観られない時代、「いくらなんでもネタだろ」っつー伝説満載のウェンディ・O・ウィリアムズです。
えー、画像はレディ・ガガじゃねーですよ。
もうね、中学生の頃、読んだ彼女の逸話がすげーすげー。
「チェーンソウでギター切断」「時にシースルー、時にニップレス」、爆笑したのが「ステージで自動車爆破」。
いや、さすがに自動車爆発はネタだろうと。ハードコア・パンクとヘヴィ・メタル、どっちに分類するかっつーこたぁナンセンスですが、メタルに分類しちゃうと、1980年代のメタル・バンドのメンバー・バイオって嘘が多いんすよ。とんでもない悪党とか。まあ、中には銃殺覚悟でベルリンの壁を乗り越えてバンド結成したしともいますが。(確か、ソドム。)
で、自動車爆発ですが、ホントにやってました。
彼女に関するドキュメンタリーDVDに収録されてるよーで、youtubeで観られます。(テーマと脱線ネタなのでリンクは割愛。探してくれ。)
もうね、よく客に死人が出なかったなっつー。
ウェンディ・O・ウィリアムズは、十代の頃からストリッパーとして各地を転々としてたそーで、1970年代後半に音楽活動を始めます。
で、1979年のステージで、全身レザーに鞭持って女性を犯す仕草等が観られます。
ロブ・ハルフォードは現在に至るまで(一旦バンドを脱退した1990年代中期にはカジュアルな服装だったが。)全身レザーですが、ウィリアムズは時期毎に出で立ちが異なります。
多くはフェティッシュなもんですが、モヒカンにしてみたり、まあ、凄い姉御です。
が、その過激なステージや、エロい格好で雑誌にまで登場したりで当局から目を付けられます。
また、特に初期の音楽性は凶暴で、女モーター・ヘッドっつーもんでしょーか。
彼女は1990年代に入り、メディアへの露出が激減しましたが、自殺未遂を繰り返しました。
一回目は胸をナイフで刺し、二回目は興奮剤の過剰摂取、三回目は拳銃で1998年にホントに亡くなっちまいました。
最初から最後まで人生爆発な姉御ですが、彼女がステージに持ち込んだフェティッシュなエロスは脈々と受け継がれたよーで、代表的なとこだとジェニトーチャーズやロックビッチでしょーか。
ジェニトーチャーズは、演奏ステージ以外にヴォーカルのジェンが純粋なSMショーも行い、ボディ・ピアッシングもお得意のよーで、デビュー前のマリリン・マンソンにニップル・ピアスを施したっつー記述を読んだことがあります。
演奏ステージでもお仕置きタイムがありましたが、来日した際は抑えめでした。てか、そーいう条件を了承したから来日できたんでしょーが。
抑えめっつっても触手をイメージした小道具使ったり、かなりエロいステージだった記憶があります。(こういうときはしっかり観に行って最前列を確保する俺であった。)
本棚漁ると出てくると思うんですが、この来日時にビザーレ・マガジンにモデルとしてグラビアが掲載されたと記憶しとります。
ロックビッチは、メンバー全員がレズビアンであることを公言しとりまして、ステージでの演出がどう抑えても日本じゃ無理と判断されたか来日はしとりません。
んで、同性愛者であることを公言し、実際メンバー同士がステージで性交渉を行う等々、ヨーロッパ諸国から「オマエら来んな!てか、入国禁止!」と叩かれ、本国イギリスでも当局に目を付けられて解散しちまいました。
ジェニトーチャーズはどうやらアンダーグラウンド的に現役のよーです。
てか、ジェンは老けねーですね。なんだかんだでメジャー・デビューするまでも含めると二十年近く活動してんじゃねーでしょーか。
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コメント
押しかけはな蔵 | URL | c.GRzqy2
ウェンディ姐さん
この画像、肝心なトコにベタが入ってる画像なのかと思ったら、実物に黒いテープ貼ってるんですね。
ビニールテープでニップレス(笑)パンクだなぁ。
当時は、これが公衆の面前で見せられるギリギリなのよ、ってことだったのかもしれないけど、今の感覚だと、却ってエロいですね。
( 2010年08月02日 22:23 [Edit] )
Eve | URL | -
ウェンディって
知らなかったケド彼女のビジュアルに興味深々です
***
車・バイクに対してのフェティッシュな官能性に
ついては60年代頃の
虫明亜呂無と三島由紀夫の何かの書籍で読んだコトあるんですが
コレかなりアブない性癖ですよね
( 2010年08月03日 12:51 )
ハンク | URL | -
Re: ウェンディ姐さん
> 当時は、これが公衆の面前で見せられるギリギリ~
いや、全身シースルーのときは完全に乳首が透けて見えてる(笑
モーター・ヘッドのレミーとコラボしたり、男女の仲だったことでガキの頃に存在知った。
先日、偶然ドキュメンタリーDVDをめっけて、思い出した次第。
でも、ボーナス的に彼女のステージが収録されてるだけで、進行役の喋りがネイティヴな英語話せないと聴き取れないくらい早口らしいんで見送り。
その代わり、1985年のライブDVDを海外に発注。恐らく1986年発表のアルバムにボーナス・トラックとして収録されてる音源の映像版だと思う。
ホントは、それが届いてから記事にしようと思ったけど、中々届かん(汗
( 2010年08月03日 19:24 )
ハンク | URL | -
Re: タイトルなし
> ウェンディって
> 知らなかったケド彼女のビジュアルに興味深々です
知ってたら「オマエ、ホントに○歳か!」とツッコミ入れますわ。
俺も長らく、その存在が遙か彼方だったんですが、あるバンドのCD買うときにDVDを偶然見つけて思い出しました。
日本じゃ無名に等しいんで、英語版ウィキで1、2回目までの自殺のことを知った次第。
「自動車爆発」が記憶違いじゃないか調べてたら、レディ・ガガを引き合いに出してるブログがありまして、「あ、確かに、パフォーマー時代に今の衣装ならガガも影響受けてるかも」と、膝を叩きました。
> 虫明亜呂無と三島由紀夫の何かの書籍
アンタもフェチねぇ~。
ちょっと興味深いんで、タイトルを思い出したら教えてください。
俺、免許ないんで、車とバイクにエロスが存在することは直感的にわかるんですが、マシンに疎いんで...。
似て非なるかもですが、ギターもフォルムとかにエロスが存在します。ネック=男根、女性の脚とも解釈ができ、こちらも深いと思ってます。
( 2010年08月03日 19:34 )
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