2ntブログ

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エンターテナーの偉人さんアーサー・ブラウンとアリス・クーパー

2010年11月01日 11:55

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、「友達がいない僕ぁ」とよく書きますが、珍しく一週間のうちに四回も出かけるっつー。まあ、呑み助の僕ぁ、友人・知人と会う=酒飲むなんですが。
昨夜は、僕を「精神性アルコール依存症」と診断したボンズ(そいつもかなりの呑み助だが。)と飲みました。
ボンズっつっても、気付けば彼も三十路手前ですが。時が経つのは速ぇです。
ブコウスキーの詩じゃねーですが、「丘を駆け抜ける駿馬のように」です。
ハンセン氏病の施設があるとこに出張することがよくあるっつーんで、映画『モーター・サイクル・ダイアリーズ』を薦めたり、あと、「従来のものは投与する側もされる側もハイ・リスクで嫌いだけど」と前置きした上で、次世代の抗ガン剤(認可が下りるのは五年以上先らしい。)について説明してくれたり、中々有意義な飲みでした。

 僕、飲み会って嫌いです。
誰かと飲んで楽しめるのは最大四人くれーまでです。
理由は、興味のねー話題に巻き込まれるのが嫌っつー単なる我が侭以外に、我が侭言う以上、誰か退屈してねーか、飲み物が空になってねーか、灰皿が山盛りになってねーかとか無意識に目がいっちゃうのもあります。
因みに接客業の職歴はねーです。
特に、退屈そーにしとるしとがいると、「なんとかできんもんか?」と考えるっつー。
こーゆー時、エンターテナーって一見アホだけど、真剣勝負してんなぁと。
以前、江頭2:50が好き放題話す番組の公開収録観ましたけど、番組構成が決まってても、場の空気が冷めると一瞬観覧者側を見て、話を続けつつ良いネタが思いつくと瞬時に軌道修正する構成に変えちゃいました。(勿論、このシーンは放送ではカット。)
繊細かつ頭の回転が速ぇと思わせる一幕でした。
某ミュージシャンが、客のノリが悪いと逆ギレし「ちゃんと盛り上がらんとあかんやろ!こっちもちゃんとやらんで!」と全曲終了後に客を叱りつけたのとは大違いですね。
久方ぶりに海外のレコード会社と契約できるかどーかのステージだったかららしいですが。

 ポップ・ミュージックも今や演出も様々ですが、いっちゃん最初にエンターテインメント性に比重を置いたのは、アーサー・ブラウンじゃねーでしょーか。
Arthur Brown
(意外と男前なアーサー・ブラウン)

てかね、彼が率いてたクレイジー・ワールドとか、デビュー前のピンク・フロイドらが同時期に出演してた、1960年代後半はイギリスのクラブUFOってカオス状態っすね。
それ以前に、角が燃えてるサタニックなカブト被って、後にキッスが模倣したと思われるメイクで出てきて踊りながら歌うって叫んでって、当時は正気の沙汰とは思われなかったでしょーねぇ。
アリス・クーパーが似た路線で有名になりましたが、活動開始期がアーサー・ブラウンと被るんで、アリス・クーパーがアーサー・ブラウンをどう意識してたか興味のあるとこです。(デビュー自体はアーサー・ブラウンが一歩先。)
アリス・クーパーは1970年代初期にヒットして、ライブの演出やPV全盛期に様々なアイディアを具現化できましたが、アーサー・ブラウンもアルバム単位のヒット作に恵まれてたら、どーいった演出に発展してったかこれまた興味があります。
ただ、この二人がメタルやグラム・ロック、パンクなんかに与えた影響は絶大なのは確かなことです。
alice-cooper.jpg
(こちらアリス・クーパー)

 クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンは、時代背景もあってかサイケデリック・ロックと紹介されることが多いですが、曲自体はどっちかっつーとパフォーマンス通りな演劇型の風味が強いです。
てか、色んなミュージシャンがカヴァーしとることやヒットがシングル、Fire一曲だけの一発屋っつーイメージもありますが、今でも活動しとるよーです。(現在はすっぴん。しかも、元々歌唱力が高いことをうかがわせる曲が多い。)
んなわけで、Fireだと当たり前すぎるんで、Nightmareを聴いて、いや、観てみましょー。
アーサー・ブラウンが部屋に入る瞬間がシュールです。

<The Crazy World of Arthur Brown - Nightmare>


 単に突っ立って演奏するもんから、観客を楽しませる要素が加わり、それは1990年代前半まで進化し続けたと思います。
が、オルタナティヴ・ロックなる名称が聞かれるよーになってから、地味なもんになっちまいました。
多種多様なポップ・ミュージックにオルタナティヴもクソもあるんかい?と思いますが。
初期ヴェルヴェット・アンダーグラウンドみてーなチープなサウンドを、「チープさを逆手にリアルに」とプロデューサーは単なる焼き直しにならんよー尽力したとは感じますけど。
んで、そーいった風潮へ喧嘩売るよーに、ソロ活動を開始したロビー・ウィリアムスが1stアルバムからシングルカットした曲がLet Me Entertain You。
タイトルどーり、当時だと時代に逆行するよーな、ブラス・セクションを豪勢に配置し、何本ものギターによる躍動感溢れるアリーナ・ロックです。
僕、元々「アイドル・バンド出身っしょ?」となめてかかってリアル・タイムじゃ聴いてませんでしたが、今になって考えてみると「ホモけた顔して強気な奴だなあ」と思います。
んで、PVが秀逸でして、エンターテインメント化したポップ・ミュージックの総てが詰まってるよーなもんです。
見た目は「キッスですか?」ですが、細かいとこを注意してみると「これは○○」「これは××」と色んなミュージシャンの演出に対するオマージュが登場しとります。
んで、過去に大観衆を魅了してきたミュージシャンに「いやー、大人数を視覚的にも楽しませるって大変だわなあ」と思うのです。

<Robbie Williams - Let Me Entertain You>


関連記事


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)



    QLOOKアクセス解析