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ちょっと早いが、今年の「えがった!」CD

2010年11月14日 23:37

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、CDを殆ど買わなくなって久しいですが、毎年「今年のベストかつヘヴィ・ローテイションはこれ」っつーのを決めてます。独断と偏見で。
大体、旧譜のリマスター盤だったりするんですが、一昨年は豊作でした。
グラミー賞受賞した、ロバート・プラント&アリソン・クラウスの『レイジング・サンド』、その反面、アルバム発表前から、デビュー曲Just A Danceと過去のパフォーマンス画像見て「ああ、これは一発屋じゃないね」と思ってたら予想以上に有名になっちったレディ・ガガの『ザ・フェイム』とか。
てか、じわじわ各国のチャートを上昇してたのに、日本盤がああも遅くに出たのはなんだったんすかね?しかも、なんか売り出し方が女性ミュージシャンによく見る金太郎飴っぺぇもんでした。(ライブで印象が変わったファンは多いと思う。)

 今年。
今年はあんま音楽作品に触れなかったんですが、まず、プリティ・メイズの『パンデモニアム』。
はい、メタル好きなんです。てかね、この、原点回帰したよーな愚直さがたまらんですね。
PrettyMaids-Pandemonium.jpg

<Pretty Maids/Pandemonium>


あと、この前、時間つぶしに本屋でメタルの友Burrn!(中学生だった二十年近く前の愛読書ゆえ思い入れがある。なので、斜め上行く誌面作りが痛ましい...。)を久方ぶりに立ち読みしたらですね、もう、よく休刊というなの廃刊にならねーなって感じなんですが、ISSAがスゲーって。
いや、なんとかバンプのじゃなくて、ノルウェーの女性シンガーです。
『サイン・オブ・エンジェル』の国内盤は先日リリースされましたが、ビンボー人の僕ぁ安い輸入盤を買いました。確かに曲もええですし、上手いです。てか、ジャケ買いなんですがね。フヒヒ...。
Sign Of Angels

なんでも、19歳でプロ・デビューしてから数百回に及ぶライブや(他アーティストとの)レコーディングををこなしてきたからか、よーやっとソロ・デビューも、まるで新人たぁ思えねぇもんです。
ただ、残念なのが、PVが安っぽいことです。
てか、一昔前の女性ヴォーカルを据えたメタル・バンドっぺぇです。
確かに、そーいった曲もありますが、How Will I Knowみてーに「メタル・クィーンとか今時イタイって」っつーしとにも聴いて欲しい佳曲もあるんですけどね。

<ISSA/How Will I Know>




 今年、一番たまげたのはマイク・パットンの『モンド・カーネ』。
Mondo-Cane.jpg
以前の記事でも触れたんですが、彼が映画やTV番組から名前を拝借したプロジェクトにハズレなしです。
エンニオ・モリコーネのDeep Down(映画『Danger Diabolik』の曲。)を昔の歌唱法に戻して歌ったカヴァー(元々女性が歌っていた曲であるため、ハイトーンを出すためだったのかも知れない。)も秀逸でしたが、アルバム発表前のコンサートでもラストに持ってきてた、ジノ・パオリのSenza Fineが本家より歌もアレンジも巧いと思いました。(個人的に。)
しかし、驚くべきは、「趣味はフィットネスとポルノ鑑賞」とフェイス・ノー・モアに加入しときながら、プロとして軌道に乗るや筋トレする間もねーくれー音楽性が多岐に渡ったことです。(その代わり、趣味の一つフィットネスは控えざる得なかったようだ。)
やってること全部が全部好きなわけじゃねーですが、数少ねぇフランク・ザッパ的系譜の一人だと思っとります。
んなわけで、パットン将軍千本ノック。(実際『パットン将軍対エクセキューショナーズ』なるクラブ・ユニット、エクセキューショナーズとのコラボ作品がある。国内盤未発売。)

こりはマイク・パットンがフェイス・ノー・モアの主導権握った頃の曲ですね。

<Faith No More/King For A Day (live) >



プロデューサー的なポジションですが、ラヴェッジなるプロジェクトから一曲。

<Lovage/Stroker Ace>


甘ったるいサウンドはラヴェッジが意外と思いきや、実はミスター・バングルで自身の歌も含めて得意な分野だったりして。
こりが収録されとる『カリフォルニア』とフランク・ザッパの『Cruising With Ruben And The Jets』を聴くと面白ぇかもしれません。

<Mr. Bungle/Sweet Charity>


打って変わって、メタルのドラマーっつーと、手数が多くて常に「スカタン!スカタン!」と叩いてるイメージがありますが、スラッシュ・メタルの全盛期にデイヴ・ロンバートありと知らしめ、今世紀に入って古巣スレイヤーと和解した彼。
キューバンのリズム感なのか、単なるメタル系ドラマーじゃなく、カウント無しでマイク・パットンと声とドラミングを戦わせたファントマス。
なんと、パットンがスラッシュ・メタルの雄スレイヤーの曲を歌っております。

<Fantomas/Slayer Medley(Live)>



メタルっつーと、トマホークもええですね。
今んとこ、アルバム二枚しか出してねーですが。

<Tomahawk/Flashback >


そーかと思えば、ノルウェイ出身のカーダともコラボしとります。
これ、もう一枚やって欲しいですね。個人的に好きです。

<Mike Patton & KAADA/Aubade>


メタルやらラウンジときて、今世紀のエレクトロニクス・アーティストとのコラボがきました。
今世紀のエレクトロニクスっつーと、一般的に知られるきっかけをつくったのはエイフェックス・ツインだと思います。
で、そこらのジャズ・バンドより巧いと思えるハードコア・バンド、デリンジャー・エスケイプ・プランとコラボしてですね、エイフェックス・ツィンのCome To Daddyを人力カヴァーしとります。
いやー、凄いな!エイフェックスもといリチャードからガガまでカヴァーしちゃうか、と。

<The Dillinger Escape Plan with Mike Patton/Come To Daddy >



んなわけで、ジノ・パオリのカヴァーを聴いてみましょー。
てか、ミュージシャンとして多面的だから当たり前っちゃー、そーかも知れませんが、ロック・シンガーがオーケストラ従えてカンツォーネっつーか、大昔のイタリアン・ポップをアレンジ、見事に歌いこなすのはすげーと思うんですよ。
オリジナルはこんな仰々しくねーですしね。

<Mike Patton´s Mondo Cane/Senza Fine(Live) >


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